カードゲームはスポーツか (2018/09/18)

アジア大会。各種目とてもイイ試合が展開されました。
特に今回、競泳が強く印象に残りましたね。
アジアの頂点は世界の頂点と言っていいバドミントンも、素晴らしい結果だったと思う。

オリンピックやアジア大会などのスポーツの祭典で、
これってスポーツなんだろうか…と疑問に思う事がある。
そもそもスポーツってなんだろうと。

やってる人がスポーツだと思えばそれでいいじゃん、っていう考え方もある。
一般人がやるスポーツはそれでいいが、
オリンピックの場合はそうも言えなくなってくる。
多くの競技がオリンピック種目に入れてもらえるように必死になっている中で、
「スポーツとは何か」を定義付けをしないと収拾がつかなくなる。

楽しくレジャー的にやるものから、人と争って頂点を目指して必死にやるものまで含めて、
共通点・定義としては、「スポーツ=肉体の鍛錬」であると思う。


例えば、オリンピックの伝統的な種目になっている「馬術」はどうだろう。
メインは馬だ。もちろんそれを操る人間が重要であることは認める。
でもそれは肉体の鍛錬とはちょっと違うところにあるように思う。
もちろん体力もかなり使うだろうが、
「スポーツ競技」である以上、70歳が20歳と同じクラスで金メダル争いはできないはず。

馬術がアリなら、モータースポーツの方がよっぽど肉体の鍛錬を必要とする。
でもやっぱりF1やMoto-GPをオリンピックに入れるのはおかしいでしょ。

これは俺の単なる想像なんだけど、
どこぞの馬術好きな国王か、権力を持ってる貴族の「鶴の一声」で、オリンピックに加えられたのではないか?
そして今となっては歴史がありすぎて、外すことも出来なくなってるという、そういう事情ではないのか?
そう考えると、「これって本当にスポーツか?」っていうオリンピック種目は、貴族趣味的な競技が多い気がせん?

今回のアジア大会で初採用された競技に、「カードゲーム」というのがある。
要するにトランプゲームです。

アジア大会って「アジアのオリンピック」ですよね?
スポーツ競技の頂点を争うものですよね?
何故トランプ?

このカードゲームは、「頭脳スポーツ」と呼ばれているそうです。
いやいや…それを言っちゃおしまいよ。何でもアリになっちゃうじゃん。
将棋・オセロ・麻雀…クロスワードパズルだって「頭脳スポーツ」だわ。
そもそも「頭脳スポーツ」ってなんやねん!
なんでここだけ大阪弁やねん!

無理矢理「スポーツ」にこじつけてるだけで、スポーツ要素ないじゃん。
カードゲームだったら、指相撲の方がまだスポーツに近いし、大食い大会の方が肉体を酷使するわ。
それともナニか?大食い大会を「頭脳スポーツ」ならぬ「内臓スポーツ」と呼んでオリンピックに組み込むか?


何でもかんでもスポーツと呼んでオリンピックにブチこもうとするのヤメてもらえません?
テレビゲームを「Eスポーツ」と呼んでオリンピック種目にしようという動きもある。
もうムチャクチャだな。

「スポーツ」という言葉には「明るい・健全・健康的・カッコイイ」というイメージがあるから、
暗くて不健康なイメージがあるものに、なんでもかんでも「スポーツ」と名付けようとしている感がある。

いや、いいんですよ。「スポーツ」と呼びたければ呼んでも。
だからといって、オリンピックに入れる必要はないでしょう。
カードゲーム・ボードゲームばかり集めた世界大会を開けばいいし、
「ダンス甲子園」みたいに名前だけ借りて、「Eスポーツオリンピック」なるものを開催してもらっても異議はない。
でも無理矢理スポーツ扱いにしてオリンピックに入れようとするのは、あまりに乱暴だ。
ただでもオリンピック種目が増えすぎて、今まで行われてきた競技が外されたりしてるのに、だよ。

オリンピックは純粋な意味でのスポーツだけにしてほしい。
スポーツとは「肉体の鍛錬」、オリンピックは「肉体の頂上決戦」であるはず。

スポーツには必ず「肉体+道具」・「肉体+頭脳」という要素があるが、
どっちがメインなのか、どっちの要素が強いのか、で判断するのが正解である思う。
モータースポーツは車の要素が強い。自転車は人間の要素が強い。
サッカーだって野球だって頭脳戦の要素はあるが、やっぱり肉体の要素が強い。

そう考えると、カードゲームは…?テレビゲームは…?
論じるまでもないでしょう。

もうこれ以上「オリンピック」が、何の大会なのか分からんような状態にならないことを祈りたい。