人間は親になるために生きている (2001/01/14)
前回の話とバッティングするようですけど、僕の中では矛盾してません。これはねー、そうなんだからしょうがないって感じかな。
性って全ての人間の関心ごとじゃないですか。
これだけ多くの人間がいて多種多様な趣味趣向があって価値観も多様なのにさ。
食と違ってそれがなくちゃ生きていけないって訳でもないのに、
全人類が強い関心を持っていて、それによって多くの人間が動かされていて、大きな市場を形成していて、
多くの人間が多くのものを犠牲にして必死に追い求めて。
性って何のために人間に備わっているのかっていったら究極的には親になるためですよね。
早い人は幼稚園児の頃から異性を好きになる。
そんなに早くから親になる準備が始まってるんですよ!オドロキですね。
更に言えば、人生70年80年あるのに、体のピークは20歳過ぎ位で結婚適齢期もそれくらいとされている。
結婚適齢期は世間が勝手に決めたことじゃなくて、自然の法則だからなんですよ。きっと。
動物界でも伴侶を見つけるためには、自分を誰よりも強く美しく見せようとしますよね。
人間が一番美しいのは20代前半。そこらへんで伴侶を見つけるようになってるんですよ。
そして人生の3/4を親として生きる。
といった具合に人間の成長と衰えのプロセスをみればみるほど、人間は親になるために生きてるんじゃないかって思いません?
人間はある程度自分の人生を選び、創っていくことができますけど、本能だとか、感じてしまうことまではコントロールできない。
人間は結局自然の摂理に動かされているのだって考えると、ちょっと悔しい気はします。