自信があるとか無いとかいうこと (2001/12/2)

「自分を愛せないで他人を愛せるはずが無い」と言います。
「もっと自信を持てばイイのに」とも言います。
「そのままの自分でイイ、そのままの自分を受け入れればイイ」とも。

でも、好きになるにはそれなりの理由が必要だし、自信を持つにも理由が必要。

自分のことは自分が一番良く知ってる。
自分には好みというものがあって、その好みに一致しないものは好きになれない。
そして自分という人間が好みに一致していないのだから好きになれないのもしょうがない。
好きじゃないものを無理に好きになれって言ったって無理な話でしょ。
そのままの自分を受け入れると言っても他人との比較を抜きに人間の存在は無いでしょ。

自信なんて結局他人との比較から生まれてくるものですよね。
だってこの世に自分一人しかいなかったら、自分に自信があるとか無いとかって言う言葉は出てこないでしょ。きっと。
他人がいるから自分の存在に意味があって、他人にとって自分がどういう存在かが自分の存在価値になると思うんですね。
自分一人なら存在価値が無い。それどころか自分の存在にも気付かないかも。

「まわりは自分の事なんか気にしちゃいない」そう考えたら気が楽になるしもっと堂々とできるかも。
実は自分に自信がある人も無い人も、自意識過剰なのかもしれませんね。