F1とWGP (2002/01/09)

ナイジェル・マンセル悲願のチャンピオン、新人ミハエル・シューマッハ急成長、アラン・プロスト引退、アイルトン・セナ事故死...。
90年代前半から中盤のF-1は結構好きで観ていましたね。

単純にレースとしては 「Formula-1」 より 「ロードレースWGP」 の方が圧倒的に面白いですよね。
F-1は「抜きつ抜かれつ」が無さ過ぎる。速いマシンが何週も遅いマシンを抜けずにいるのも当たり前のシーン。
モナコに至っては抜きどころが無いから予選の順位がほとんど決勝の結果になる。
そんなのレースじゃないよね。ただのハイスピードの行進だよ。

それでもWGPよりF-1の方が遥かに人気があるのは何故なんでしょうね。
確かに世の中には二輪乗りより四輪乗りの方が圧倒的に多い。
でもF-1なんて世の中の四輪とは程遠い形じゃないですか。自分達が乗ってる車を微塵もイメージさせない全くの別物ですよね。
「車乗りの多さ」 = 「F-1ファンの多さ」 とはならないはずなんですけどね。理屈では。
レースが面白いのは手に汗を握ってしまうスリルに他ならない。

二輪のレースは何度もトップが入れ替わる、最終ラップまで誰が勝つか分からない展開だって珍しくない。
四輪は後輪滑っても見てる方はヒヤッとしないでしょ。二輪なんて「ヒヤッ」どころか「ドキッ」とするよ。
F-1、カート、パリダカ、競馬、競輪、マラソン、100m走、ドッグレース、
世の中のいわゆる「レース」と呼ばれるものの中でバイクレースが最もスリリングな要素を多く含んでるような気がします。

バイクには興味ないけどバイクレースは好きっていう人がもっと沢山いたっておかしくないと思うんですけどね。