犬 (2002/7/19)
B-FINEのツーリング中に、休憩のために田舎の商店に入った。
店の横には犬が2匹繋がれていた。雑種だがとてもカワイイ2匹だった。
近づくとすぐにこの2匹が劣悪な環境で生きていることがわかった。
小屋が小屋ではない。木箱を横に倒しただけ。しかもひとつは屋根が半分くらい無い。屋根の無い犬小屋など見たことが無い。
水も無く、食事も生ごみに近い状態になって残されていた。
一匹はゴマちゃんのような顔がかわいらしく、頭をなでると気持ちよさそうにしていた。
もう一匹は尻尾を振って寄ってくるのだが、頭を触ろうとするといやがって吠える。良く見ると両耳の先端にハエがたかっている。
はらってもすぐ同じ所に戻ってくる。両耳の先端。そこだけ毛が無い。
もしかしたらあまりに劣悪な食事と衛生環境のせいで、耳が腐り始めているのかも。体が腐る時は末端部分からくるものだ。
2匹は我々に対して非常に友好的だったが、こんな劣悪な環境を与えた飼い主に対しても、同様の友好と忠誠をあらわすのだろうか。