様々な世界に存在する自分 (2002/10/14)

自分は真面目に正直に生きているつもりだが、他人の自分に対する見方は様々だ。
自分のことをイイ人と思ってくれる人もいるし、イヤな奴と評価している人ももちろんいる。
しかし、自分は他人にボロクソに言われようと、悪人扱いされようと、それに対して反論する気は無い。
彼にとって自分がどういう人間なのかは彼が決めることだからだ。

自分という人間は一人なのに、色んな人の中にいろんな自分が存在するというのは不思議なものだ。

一人の人間は一つの世界。
その世界の中に自分は存在していて、「イイ人」 というキャラクターが与えられている。
他の人の中にも自分は存在していて、「悪役」としてのキャラクターが与えられている。

自分は 他人が自分に対して下した評価を、別に無理して変えようとは思わない。
彼にとってはそれが真実なのだろうから。

イイ自分も、悪い自分も、やさしい自分も、冷たい自分も、面白い自分も、つまらない自分も...
全てはそれぞれの世界の中においての、真実の自分だ。
それを変える必要は無い。

自分はただ、それぞれの世界における自分を演じるだけだ。