自分の人生にとって大事な大事な些細なこと (2002/10/22)

「いつまでに帰らなくちゃいけないっていうような制約」 の無いツーリングがしたい。

仕事仲間とそんな話になった。
仕事についたらまとまった休みはなかなか取れない。
ましてや無期限の旅なんて無理無理。

1ヶ月くらい気ままにツーリングが出来たらイイだろうなって思う。
でもこの気持ちは、実はさほど大きくは無い。
なぜなら、それ程長期の旅は出来なかったものの、旅は既に十分やり尽くしたという満足感があるから。

自分の中で、99年の年越しツーリングはすごく大きなモノとして心に残ってますね。
真冬にバイクで旅するなんてはっきり言ってやりたくてやったわけじゃない。
前日にドカ雪も降って、すっかり行く気を無くした中で、無理して出かけた。
あの時出発して本当によかったと思う。

あれが無ければ、「無期限の旅」への憧れは今より遥かに強く、後悔ばかりが残っていたに違いない。
事実、あの旅の半年前は まとまった休みが全く取れない会社にいて、やり残した旅への思いが募ってモンモンとしていた時期だった。

あの時の年越しツーリングは 「無期限の旅」 ではなかったけど、自分の 「旅心」 を十分満たしてくれる最高の思い出になった。
あれがあったから、「ツーリング」というものに対して 「やり残した後悔」 がない。

自分の人生において数少ない 「やり残さなかった満足」 ができる事柄だ。
それ以外では若いうちにこうしておけばよかったっていう後悔がいっぱいあるけど。