死ぬ準備 (2003/2/16)

ずいぶん前の話になりますが、身近に死を宣告された人がいました。

不謹慎かもしれませんが、、
自分はその時、死を宣告された人はある意味幸せなのかも…と思いました。
何故なら彼は死ぬ準備ができるからです。

やり残したことを済ませ、言いそびれたこと伝え、残した後悔を清算することもできる。
身の回りを整理することもできるし、みんなに別れを告げることもできる。
残される人の悲しみや苦労が少しでも軽減するように努力もできる。

なんの前触れも無く、準備もできないまま 突然死んでしまう方がよっぽど不幸だ。
そして多くの人はそういう不幸な死に方をする。
自分だって明日、明後日、そういう不幸な死に方をするかもしれない。

人間なんていつ死ぬか全くわからないんだから、
死ぬ時期がわかってるほうが、自分にとっても周りにとっても よっぽど幸せなのだ。