破壊 (2004/1/1)

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自分の事が嫌いだった。何もかもが終わればいい。何より自分自身が…。
いつからなのか、何がきっかけなのかは、はっきりとは分からない。
独立したそれぞれの思いは ある時一点に重なった。

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死をすぐそばに感じ、恐怖に震えた事がある。
その時に 「自分は死ねないのだ」 と分かった。
自分が初めて「生きる決意」をしたのはその時だった。

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取り返しのつかないことってあるもんなんだ。
取り返したいどうしても欲しい大切なもの。自分が強く生きていくために絶対に必要なもの。でもどうしても戻ってこないもの。
自分の人生に希望は持てない。ならば全てが終わってしまえばいい。

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取り返さなくてもよかったのかもしれない。
そう感じ始めたときに、今はまだ終わるわけにはいかないと思い始めた。

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自分を好きになるのは難しい。
「好き」 は なろうと思ってなれるものじゃないからだ。
「自分の事を好きにならなくちゃ」 何度聞いたか分からない。
そんな事はわかってる。でも言われたからって…「好き」は言い聞かせたからって、なれるもんじゃない。

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どうして変わったのか、分からない。 いつからなのか、何がきっかけなのか

自分という人間は何も変わっていない。
何かを身につけたか? できないことができるようになったのか? 別人のようになったのか? 見た目が変わったのか?
なーんにも。
気持ちが変わった。それだけだ。

自分は才能もないし、財力もないし、社会的にも小さい人間だが、それでも自分に自信がある。
どうして自信と言う言葉に代わったのだ? 一体昔と何が変わったのだ?
なーんにも。
気持ちが変わった。それだけだ。

でも、それが全てなのかもしれない。

生きていくのはツラい。苦しい。
みんなそうだ。誰だって苦しい。みんなつらい経験してる。それが分かれば少しか励みにはなる。

今は一生懸命。
自身と回りに対して 本音でぶつかっている。
崩れても敗れても、ちょっと落ち込んだら それを力に変えてやる。
不器用のカタマリのような人間だけど、不器用なりに一生懸命生きてやる。