デジタル論(すなわち男と女) (2004/3/19)

ちなみに
アナログとは連続的に変化するもの、
デジタルとは断続的に変化するもの、
と定義されます。

現代ではあらゆる分野でデジタル化が進んでいて、アナログよりも新しいもの、優れているものとして認識されている。
デジタルの方が、質が高い、正確、早い、分かりやすい、安い、個体差のばらつきが少ない、などなど…

自分は基本的にデジタルなものが好き。
でもさ、考えたら自然界にはデジタルなものはないと思うんだよね。
全てアナログ。
デジタルは元々自然界に無い(つまり不自然な)もので 人間が考え出したものに過ぎない。

自然界に無いものなんだから、「本来アナログである自然」 とか 「本来アナログである人間」 とは相性が悪いと思うんだけど。
なのに何故デジタルの方が優れていたり、もてはやされるんだろうね。

デジタルは性能、利便性、っていう点において優れているだけで、
安らぎとか癒しとかを与えてくれるのはやっぱりアナログなんだろうね。「本来アナログである人間」 にとっては。
デジタルなものは人間に安らぎを与える事が出来るんだろうか。



気付いた。自然界に一つだけデジタルなものがあった。
それは 「男と女」
男と女、人間にはその2つしかない。中間が無い。
男っぽい女、女っぽい男はいるけど、結局は絶対に男か女かのどっちかだ。

自然界に2つしかない、中間は無い、ものって他にあるだろうか。
白と黒の間にはグレーがある。 朝と夜の間にも夕方がある。 好き嫌いにもまぁまぁっていうのがある。 走ると歩くの間にも小走りがある。 
おいしいとまずいの間にもそこそこっていうのがある。二輪と四輪の間にも三輪がある。
でも
男と女はそれだけ。中間が無い。両方持ってる奴はいない。気分によって時間によって変わる奴もいない。
自然界には男と女。中間が無い。つまりデジタルだ。

デジタルなものは人間に安らぎを与える事が出来るんだろうか。