バイクに関する規制の功罪(その1) (2004/6/2)

愛車、ガンマに乗っていると車の流れに乗ってゆっくり流すだけでも楽しい。
幸せ~って感じ。
特に目的地が無くても、景色のいいところでなくても、楽しめるし幸せを感じられる。
実はこういうバイクって少ないのでは?
大切な要素は表情のあるエンジンフィーリング、気持ちの良い吹け上がり、気負いのいらない扱いきれる軽さ。

自分の手の内にあると感じられる安心感は絶大。
ビックバイクブームで不必要な大パワー、扱いきれない大きさ重さによって失ったものは大きいのかもしれない。

多くの人はそれまで、免許制度が理由で中型車に乗っていたが、
それは「仕方なく」だったのだろうが、実は一番日本の道路に適したバイクを選んでいたことになるのでは?
異常であるといわれた免許制度。実はみんなこれの恩恵を得て一番楽しいバイクに乗れてこれたのかもしれない。

足かせが外され、自由を得てしまったおかげで、ベストではない、ムダに大きすぎる間違った選択をみんなしているのかも。
そうだとしたら、これは恐ろしいことだ。
みんながビックバイクに流れて、悟りを開いて中型車を見直す方向に行けばいい。
でも、「大型車はもういい」 ではなく、「バイクはもういい」 となってしまったら…

こんなことを考えさせられるほど、ビックバイクに慣れた身にも、中型車に乗ることは楽しい事なのです。