生命力すなわち希望 (2004/11/21)

生きていくための原動力って すなわち 「希望」 だと思うんですよ。
ものすごく苦しい境遇の中でもめげずに頑張ってる人がいる。
すごいなぁ、どうしてそんなに頑張れるんだろうって思う。
苦しくても辛くても頑張る。 それってやっぱり希望があるからですよね。

人間の生命力って希望の強さだと思うんです。

フェリーのデッキから夜の海を見つめて、「今この船が沈んでも絶対に生き延びる」って本気で感じた時があった。
その根拠の無い図々しい程の自信は、愛する人の元に絶対に帰るのだという希望の力に他ならない。
  
希望を失った自分は風が吹いただけでポキッって折れてしまいそうだ。
この違いは何? 自分って人間自体は何も変わってないのに…。

多分あの時の自分は、船が沈んでも本当に生き延びていたんだろう。
希望を失っている時の自分は、船が沈んだら確実に死ぬんだろう。
生きる力ってきっとそういうことなんだろうと思う。

何事も自分次第…幸福になるのも不幸になるのも、自分が決める。
でも、自分で決めるために一番大切な基本がある。

自分が生きていることに どの程度の意味があるのか。
それが分からなければ 希望を持つことだって生命力を得ることだって無理。 出来ない。

自分は今、這いつくばる程度の力しか無いが、それでも自分を立て直そうとしている。
っていうことは、まだささやかながら自分にも生命力が残っているのだ。
希望があるわけじゃない。
ただ、希望を持てるかもしれないという希望なのか…

今、船が沈んだら、自分は果たして生き延びることが出来るんだろうか。