自意識(その1)あらゆる他の存在に対する自分 (2005/5/22)

「自意識」って聞くと 「自意識過剰」っていう言葉がまず浮かんでくる。
だから 「自意識」っていう言葉は悪いイメージが付きまとうのだけど、
逆に考えれば「自意識過剰」という言葉があるということは、過剰ではない自意識はあってよい ということになる。
そう、自意識って大切だと思うのです。

辞書で 「自意識」 を調べると 「自我の意識」 と出ていました。
「自我」を調べると 「あらゆる他の存在に対する我」 と出ていました。
これって人間の本質、存在そのものじゃないですか!
そう、私が何度も繰り返している、「他人の存在無しに自分の存在は無い」 っていう そういうことです。

自分の存在を認め、自分の存在に意味があると思うこと、自分を価値ある存在だと思うこと、はとっても大切。
だってさ、そう思えなかったら生きていけないよ。

でもね、同時に その「自意識」の 「過剰」の部分。 これは怖い。
自分が他人よりも優れていると思うこと。
それが自己の中だけで完結し、モチベーションにつながっているならいいけど…。
その「過剰」に気付かされた時 自分の中で崩れ落ちるものを 彼は果たしてつなぎとめることが出来るだろうか。

それでも自分はあえて断言する。
自分の価値を見失うくらいなら、過剰の方がまだマシだ。