自意識(その2)存在価値を知らずに生きる (2005/7/1)
ならば、「自分は価値ある存在だ」と思うにはどうすればいいんだろう。
「他人との比較無しに自分の存在は無い」
しかし、他人と比較すればするほど、どんどん落ち込んでいくじゃないか。
そんな中でも自尊心を保つのは一体どうすればいいんだ?
「全ての人間に存在価値がある」 というキレイごとは、果たして信じていいんだろうか。
日本でなら、誰かが死んでも誰も気付かない、ということは滅多に無いだろうが、
そういう人が仮にいたとして、
死んだことに誰も気付かず、誰一人悲しむ人がいなかったとして、彼には存在価値はあったといえるだろうか。
あるいは、自分の死を悲しんでくれる一握りの人がいたとして、それをもって存在価値といえるだろうか。
人はたった一人でも自分の存在価値を知ることが出来るんだろうか。
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何故そんなに知りたい?
存在価値が分からなければ生きていけない...何故だ?
存在価値が分からなければ生きていけないのは 人間が動物よりも高等だからなのか下等だからなのか。
悲しいことに、自我なんていうやっかいなものを持ってしまっているから、
自分の存在価値を知らずにいられない。
知らずには生きていけない。
だから自分は知りたい。
人はたった一人でも自分の存在価値を知ることが出来るんだろうか。