その繰り返しの事を運命と呼ぶ (2006/1/28)

自分は果たして成長しているんだろうか

選択を誤り、失敗し、傷つき、落胆し、自分を責める。
立ち直った時に二度と同じ過ちを犯すまいと心に誓う。
少し前向きになって、これは自分にとって必要な経験だったのだ、これによって自分は一歩成長したのだと思えるようになる。

だが果して本当にそうなんだろうか。 自分は本当に成長しているんだろうか。

自分は何度も何度も同じ失敗をしているような気がしてならない。
自分は過去の失敗から一体何を学んできたのだ?

自分は運命を信じない。
ずっと以前から定められていた、自分ではどうする事も出来ない予定、結果。
自分ではない何かによって定められていた予定、結果なんてあるとは思えない。

ただ…人間が、積み重ねてきた数々の経験によって「学んだつもり」になっているだけで
成長しない生き物なのであれば、同じ過ちを繰り返してしまう生き物なのであれば、
その繰り返しの事を運命と呼ぶのかもしれない。
つまり 「運命」 = 「性癖」 と置き換えることが出来、
それは何かによって定められたものではなく、自分自身が定めてしまったものだ。

それを回避するにはどうすればいいのだ?
悪い結果も自分が定めてしまうものなのであれば、自分の判断に従わない、自分の感じた事を徹底的に疑うことでしか回避できないではないか。