何も結論など出ていない (2006/8/17)

友達が死んだ。
20代前半という若さでだ。

とてもイイ奴だった。彼のようになりたいとさえ思った。
人なつっこい性格で、いつも明るくて、周りを元気にするうらやましいキャラクターを持っていたあなたが何故。
なんてもったいないことを なんてバカな事をしたんだ。

まだ20代だ。
何も結論など出ていない年齢だ。 これから自分の人生をどうにでも出来る年齢だ。
一体あなたは自分自身にどんな結論を出したのだ?

人って分からない。
深刻な悩みを抱えている人に限ってそれを外に見せないようにするものだから。
悩みに気付いてあげる事が出来れば少しでも何か出来たかもしれないけど でもやっぱり何も出来なかったかもしれない。

まだ20代…?

じゃあ自分はどうだろう。40歳を目前にした自分はどうだろう。
すでに 「これからの自分の人生をどうにでも出来る年齢」 ではなくなっている。
しかし、今自分が死んだら 周りは同じ事を言うだろう。
「何も結論など出ていない。なんてバカな事を」 と

自分に見切りをつけてもいい年齢なんて無い。

自分に耐えられなかった。 自分が存在する事に耐えられなかった。
自分という人間を見ていられなくて、存在に我慢がならなかった。 消してしまいたかった。
きっとそういうことなんだろう。

本人がそう感じた気持ちは他人にはわからない。
だけど、せめて周りのみんながどれほどあなたの事が好きだったか、それだけでも伝えてあげたかった。