何も結論など出ていない(その3) (2007/02/23)

「死にたい…」 それくらいの事は誰だって一度や二度 思った事があるはず。
でも俺たち生きてる人間に 自殺した人達の苦しみなんて解るはずが無い。
結局その時 俺らは行き続ける選択が出来たのだから。

彼らの苦しみは理解できない。
真剣に死を意識した時に襲ってくる想像を超えた恐怖。 それすらも彼らを止める事が出来なかったのだから。

苦しみを誰かにわかって欲しい。
自殺する事によって だれかが自分の為に涙を流してくれる。
結局みんな、誰かに自分の為に泣いてほしいんだよ。苦しみをわかって欲しいんだよ。
自分が死ねば、少しでも分かってもらえる…
多くの人が そうやって自分を殺す。

自分はそういう人の気持ちが良く分かる。
自分は自殺する人の事を 「苦しみから逃げだした弱い人間」 だとは決して思わない。

人間の欲しいものなんて大体決まってる。 
みんなに認めて欲しくて、 誰かに必要とされたくて、 自分の為に涙を流して欲しい。
人間の欲しいものなんてこれくらいだ。 みんな同じだ。

毎年多くの人たちが自ら命を絶つ。
誰か自分の為に涙を流してくれる人がいれば、彼らは死なずに済んだかもしれない。