レオン (2007/03/16)

「大好きな映画」というものがいくつかあって、それらは何度でも見たいから、DVDを買って保存版として持っている。
その中でも大好き度のかなり上位に リュック・ベッソン監督の「レオン」がある。
(ちなみ決して多くないコレクションの中にレオン同様の切なさを感じさせる傑作「ニキータ」も入ってるから、リュック・ベッソン率は結構高いという事になる。)

ジャン・レノの良さは言うに及ばず。
後にスターウォーズという大作のヒロインを演じるまでに成長したナタリー・ポートマンも12歳にしてこの素晴らしさ。

しかししかし、彼らよりも更に強烈に印象に残ったのが ゲイリー・オールドマンの演技だった。
自分はこれほど印象的な演技をする人を他に知らない。
悪役というのは大体雰囲気が決まってる。
でも彼が演じたのは 変人で、挙動不審で、気味悪くて、変態チックで、冷酷な、麻薬組織の黒幕。
そういう難しすぎるキャラクターを考えた監督も監督だが、それを見事に表現しきった彼は素晴らしいとしか言いようがない。
彼の演技には本当に圧倒された。

これを観たのは劇場ではなく、TV放送だった。
で、その時の声優がまた良かったんだわ。 彼の演じるナヨナヨした変人ぶりを上手に表現していた。
残念ながらビデオ/DVD版の日本語吹き替えは別の人がやっていて、悪くないんだけど、TV版の声優には遠く及ばない。
(だからDVDの他にTV放送を録画したビデオも持ってるほどなのです)

TV放送版の吹き替えが入ってるDVDなんて無いのかなぁと考えてる。