納税者は審査をする権利がある(その1) (2013/5/27)
毎日通る道路のある橋で、冬期間何ヶ月もの間ずーっと道路工事がされていた。
どうして冬にやる必要があったのかも分からないけど、ビニールシートが掛けられて、中でジェットヒーターを焚いて。
そのために3車線は2車線になり、この冬の大雪で更に1車線にまで狭くなってた。
随分長い工事期間だけど、何をやってるんだろうと思ってたんだけど、
春になって工事が終わって、現れたのは低くて狭い、ちょっとした中央分離帯だった。
半年も車線を塞いで工事をして、その結果がコレ?
一体いくらかかったのか知らないけど、そもそもこんなもの必要なの?
まぁ補修とか補強とか、目に見えない部分で、他にも何かやったのかもしれないから一概に言えないけどさ。
石狩街道の小さな2つのアンダーパスが繋がって、一つになった。
頻繁に通る人にとって、あれは確かにちょっと便利になった。
でも、その工事はものすごい期間行われていた。
5年くらい?車線は減っていて、元々混んでる街道は更に渋滞してた。
かかった金額は分からないけど、凡人には想像もつかないような莫大な税金が投入されたのだろうと思う。
これが、アンダーパスがぐっと延長されて、中心街を丸々パスできるようになったというなら、メリットも大きいだろうけど、
2つを繋げて、途中で一回地上に上がる必要がなくなっただけ。
確かにちょっと便利になったのは認めるけど、何年間も渋滞をつくり莫大な金額を投入するだけの価値が本当にあったんだろうか。
春になって雪が溶け、現れた道路がデコボコになってる事がある。
まぁ色んな原因があるだろうけど、ひと冬でデコボコになるようなヘタクソな工事をする業者にも大きな問題があると思う。
いい加減な仕事をした業者には、普通なら二度と発注はしない。
一見キレイな商品だけど、使い始めたらすぐ壊れた。そんな商品は二度と買わない。
家庭でも企業でも当たり前すぎるくらい当たり前。
道路工事だって、ちゃんと結果とその後の経過を見て、悪ければその業者を次の入札には参加させない。それが当然。
その当たり前すぎる事を、自治体は本当にやってるんだろうか。
道路工事は税金が投入されているのだから、納税者はその使い道の詳細を知る権利がある。
そんなの調べれば分かるでしょ、って言われそうだけど、
昨年度は社会福祉に○兆円、道路工事に○兆円、とかそういうのは分かるかもしれない。
そういうことじゃなくて、今回この場所にで行われた工事は、<何が問題で> <そのために何をして> <いくら税金が使われたのか>
一つ一つの事例について、知らされるべき。
その上で、それは本当に必要な事だったのか、納税者は審査をする権利がある。
当たり前。
企業でも家庭でも、自分達が苦労して稼いだお金をやりくりしてるけど
国や地方自治体が使うお金は自分達で稼いだものじゃない。市民から集めたものだ。
だまってても集まってくるお金。 しかも与えられた予算は使い切らなきゃいけない。
それだもん、無駄かどうかを考えもしないさね。
働いてない子供に多額のお金を与えて、しかも使い切らなきゃいけないとなりゃ、
無駄遣いもするだろうし、いらないもの買ったり、バカな遊びにお金を使うようになるでしょ。
国・自治体・役人のやってることは、まさにそういう状態ってわけ。