女の敵は女(マイメロディ問題) (2022/01/27)

「看護婦」という言葉を聞かなくなって久しい。
初めは違和感があった「看護師」という言葉も、今は何も考えずにスッと口から出てくる。

2021年あたりから、テレビで「女優」と言わずに「俳優」というようになった。
昔から、何故「女優」と言うのに(一部の業界を除いて)「男優」とは言わないんだろうと不思議だった。
だから男女問わず「俳優」で統一するのはいいと思う。


「女の敵は女」の文言が問題で、とある商品が販売中止になった件。
何が問題なのか全然分からん。
これってさ、「事実」や「主張」などではなく、洒落・ジョークみたいなもんじゃん。
ジョークでも人を傷つけるジョークは良くないとして、
この言葉で一体誰が傷つくの?
多くの女性はこの言葉によって傷つくの?男性は傷つくの?

もしかしたら「子供に悪影響がある」と思っているのかも知れない。
自分は上記の言葉を教育上悪い言葉とは全く思わないが、仮にネガティブな言葉だったとして…
この言葉のせいで、ねじまがって成長する子供がいるとしたら、その子は何もできないよ。
世の中には光も陰もあることを知って、色んな考え方・価値観があることを知って、
いい事柄・悪い事柄・いい言葉・悪い言葉、色んなものに接して、
そのうえで、自分で考えて、解釈して、取捨選択して、そうやって成長するもんじゃん。
NHKだけを観ろ、教育委員会推奨図書だけを読め、親の監視下以外で誰かと喋るな、
そうやってビクビクしながら育てられた子の方が、よっぽどねじまがるって!

今回の問題って、「人類の敵は人類」とかだったら、1mmの波も立たなかったでは?
「男」とか「女」とか言うと、過敏に反応する人が出てくるんじゃないだろうか。


恐れていた事が起こり始めている。
男女平等・ジェンダーレスを重視するあまり、
性別を意識した言動・表現が一切認められなくなる時代が、
うぅ~う~♪きっと来る~きっと来る~♪

「男らしさ・女らしさ」を追及したり口にするのはタブー。
「イケメン俳優」「美人アスリート」も差別的だからダメ。
「男性誌・女性誌」などのジャンル分けは、トランスジェンダーの人が買いづらくなるからダメ。
「恋人・伴侶」はいいけど「彼氏・彼女・夫・妻」みたいな言葉は同性愛者に配慮してダメ。
男は運転、女は料理、男は汚れる作業、女は指先を使う作業、なんて役割分担もダメ。
男が重いものを持つのは差別、レディファーストも差別。
五月人形と雛人形は「子供の節句」として一つに統合。バレンタインデーなんてもっての外。
そもそも他人の性別を口にしたら個人情報保護法違反。みたいな。

さぁどれが現実になるかな。
ま、全部極論だけどさ。
いずれにしても、どんどん生きづらい世の中になっていくよ。

ライブで定番の
「男子~!」 イェーイ! 「女子~!」 イェーイ! も無くなるんだろうなぁ。
女子だけが声を上げた時の高周波音がカワイくて俺は好きなんだけどなぁ。
あ、この発言もセクハラっすか…?