07年 伊豆の温泉をやっつける

前回のロングツーリングは05年のタイ。 でも現地人の案内がついてたから、旅って感じじゃなかった。
その前となると03年。つまり今回は4年ぶりの旅という事になる。

今回のテーマは
①伊豆でフヤケるほど露天風呂に入りまくる ②東京モーターショーを観る の2点。

1日目(10/24)

10時半小樽発の船に乗る
中途半端な時期だから乗客はとても少ない。

実は旅の実感が全く無かったのだが、
船に揺られながら これからの旅の計画を練っているとワクワクしてきた。 

2日目(10/25)

朝6時に新潟港に着き、すぐ高速に乗ってバキューンと移動する。

この旅最初のイベントは楽しみにしていた宝川温泉。
怪しい雑貨が溢れかえった通路を抜けていく。 チケットを切るおじいちゃんが「福引ひいてって…」と。

風呂に入る人は全員無条件で福引が引けるようで、どうやらこれらの溢れんばかりの雑貨は全て福引の景品のようだ。

「ハイ、3等ね…この辺全部3等だから好きなの持ってって…」 真っ黒クロスケみたいなプニプニした謎のおもちゃを選びました。
渓流沿いの広~い開放的な混浴露天風呂。 更に広い露天が別にもう一つある。 いい気分。

カップルで来てる人達も多くいて、正真正銘の混浴状態になってます。
ほうとう鍋をいただく。
味噌ベースのスープに うどん、各種きのこ、山菜、かぼちゃ… が入ってる。

塩ベースかと思わせる程薄くあっさりしたスープが、実は味わい深くて とーっても美味しかったです。
お次はこちら、尻焼温泉 川の露天風呂。
川そのものが温泉になってます。 よく見ると川底からプクプクと湧き出してます。 当然無料です。

おばちゃん観光集団に普通に見られ、「あら~いいわねぇ」と声をかけられたので
「一緒に入りましょう!」って誘ったけど、「あたしらがもうちょっと若ければねぇ」と断られました。
草津

ここは入浴する為の施設ではなく、湧き出す大量の温泉が流れる様を見る観光地です
白根山

荒涼とした山々の間を抜ける快適なワインディングを上る。 このルートを走るだけでも十分楽しい。

峠の駐車場にバイクを入れ、山頂まで急勾配の遊歩道を30分歩くと見えるのがこの美しいカルデラ湖
湖面は妖しいグリーンで、波風立たずひたすら静かで… カルデラ湖って大好きなんですよね~。

3日目(10/26)

台風接近で、朝から雨の予報だった。 ここは雨が降る前に見たい!と思い、早朝から走り出した。

道幅の狭い何も無い山道を走っていると忽然と姿を現す巨大な遺構。
重要文化財に指定されている 「旧信越本線のめがね橋」
明治25年にイギリス人技師によって設計されています。

下に小さく写るセローと比べてもその大きさが分かりますね?
昔汽車が走っていた その橋の上にまさか上れるとは思ってなかった。
これがトンネル

歩いても歩いてもトンネルは同じRでカーブし続けるため、出口がどこにあるのか分からないままどんどん奥に進んでいった。
面白かった。
橋をじっくり時間をかけて見終わった途端に雨が降り出した。

群馬から山梨に突入。

昨日に引き続きほうとう鍋をいただきました。こちらは白濁した分かりやすい味噌スープ。

ずーっと雨雨雨… 富士五湖周辺を走ってるのに富士山なんて見えやしない。
山中湖沿いの民宿に逃げ込んだ。

4日目(10/27)

朝から雨雨雨… 今日は短い移動だけにする。
10時半に民宿を出て、昼過ぎには伊豆の健康ランドに避難した。
屋上展望露天風呂。

本来は街を見下ろしその向こうには富士山…のはずが、真っ白で山は見えず、肩にバシバシ大粒の雨が当たる修行風呂になった。

5日目(10/28)

台風は去り、2日続いた雨があがって快晴。

松島によく似てる、松で覆われた半島がビョーンと海に突き出してる。 あの先端が大瀬崎。
この大瀬崎には、海岸からすぐそばなのに淡水魚が生息する不思議な池、神池がある。

コイが人間に向かって口をパクパクさせて餌を要求する。
大瀬崎から見る富士山。
沢田公園露天風呂

海岸の断崖絶壁の上にある露天。 

写真じゃ分かりづらいけど、かなり高いところにいるんです。 気持ちよかった~
ここは密かな富士山撮影スポットかも。

左の岩の上には鳥居があって、左右の岩にはロープがかけられてます。

下に船があるの見えます? この岩意外とデカイんです。
道の駅「開国下田みなと」で金目鯛(キンメダイ)バーガーをいただく

お味は…うーん、「バーガーの中に魚が入ってるな」っていう感想。…そのまんまなんですが。
まぁまぁ美味しいんだけど…¥1,000は高過ぎ!
河津七滝めぐり

徒歩1時間かけて遊歩道を歩き、7つの滝をめぐる。
最後の3つは狭くて急勾配の階段を上がっていくから断念する人が多いけど、ちゃんと制覇したぞー。

伊豆は川端康成の「伊豆の踊り子」の舞台だから、あちこちに関連するものがある。

6日目(10/29)

昨日入った河津七滝オートキャンプ場に連泊する事にした。 今日は荷物を置きっぱなしで身軽に走る。

北川温泉 黒根岩風呂
すぐそこに波が打ち寄せる海岸沿いの混浴露天風呂
ちょっと分かりづらいですが…

左はシマリス?逆さまになってます。
城ヶ崎海岸の遊歩道を歩いていると何匹も見かけました。
ただ、動きがとても速くて、しかも木と木の間を飛び移りながら姿をくらますので、写真に収めるのは大変苦労しました。

右は穴の下に海面が見える。 結構怖い。
目的の店が開くまで1時間あるので、釣り人が沢山いる海岸で上半身裸になって寝そべって日向ぼっこ。
「錦」のアジのたたき丼

アジのたたきがそそり立ってます。アジ4~5本分の量があるそうです。
河津七滝ループ

長さ1.1km、高さ45mの大ループ。 バンクしっぱなし。
国道を外れて天城旧道に入る。
木漏れ日の差すフラットダートのワインディングが最高に気持ちよかった。

これは天城トンネル。 天城越え…致しました。
楽しみだったものの一つ。わさびソフト!
注文したら目の前で生のわさびをすりおろしてソフトにトッピングしてくれる。

これがですねぇ~おいしかったんですねぇ。
浄蓮の滝。

大きな滝の横に細~いもう一本が流れてる。 これが素敵。
でもここは観光地化されていて平日の日中なのにやたら人がいて、ゆっくり見る気にならなかった。
大滝温泉 天城荘

27もの湯船のうち、一番の目玉はここ。
河津七滝のうち最大の 「大滝」のそばにある露天。 随分長いことゆっくり浸かっていた。

ここは水着着用で、一般の観光客が歩く遊歩道をその格好のまま歩き風呂を渡り歩くことができる。
風呂からあがって、昨日行った河津七滝のうちの一つにもう一度行き、
湧き水を汲んできた。

夜はこの名水でご飯を炊いた。

7日目(10/30)

萬城の滝。 岩肌を流れることなく、弧を描きながら一気に落ちる。

早朝に行ったこともあって、一人で静かに見れた。

人が沢山いると自然からパワーをもらうことができない。その事を再確認した。
一人で静かに見ることによって、パワーを感じ、造形のディテールがより見えるようになり、色んな思いが浮かんでくる。

多分自然から発するエネルギーは常に一定で、そこに沢山人がいることによって分散されるんだろうね。
伊豆スカイライン
箱根 仙石原のススキ

かなり広い範囲にわたってススキがワァーっと生えてます。 金色に輝くって感じです。
よもぎ餡ソフト

ソフトの上につぶあんとよもぎ団子!が乗ってます。 美味しかった~。

ここからはR134を一気に東へ走る。 江ノ島はまだ夏でしたねぇ…
横須賀から船で房総半島に渡ってキャンプ。

8日目(10/31)

鴨川の松島の朝焼けを見ようと思い、真っ暗な中テントをたたんで走り出した。
でもこの曇天。 朝焼けはおろか、陽が上ったのかどうかすら分からない有様。 トホホ…
粟又の滝

岩肌を100mに渡ってゆるやかに流れ落ちる個性的な滝。 写真じゃ分かりづらいですね。 ここは良かったです。
一気に幕張を目指す。 
千葉市内で大渋滞にはまったため、10時をちょっと過ぎて会場に到着。

モーターショー見学後はカプセルホテルに入って明日に備える。

9日目(11/1)

モーターショー2日目。 ほとんど休まずずーっと立ちっぱなし歩きっぱなしで相当腰がやられた。
モーターショーが終わり、高速に乗って海沿いまで出て北上。
大洗を通り過ぎて水戸市に入る。

水戸納豆汁無しラーメンをいただく。 出てきた瞬間「臭っ!」って思ったんだけど、
食べてみると大量の納豆がかかってるのに 納豆らしいイヤミが少なくて、美味しかったです。シャキシャキの大根とネギもGood。

10日目(11/2)

大洗を午前2時出航の船に乗る。
乗船開始が11時だったから、出航まで起きていられず、風呂に入って出航の瞬間を見ずして寝てしまった。

午後7時半に苫小牧到着。
主要データ
走行距離
消費ガソリン
平均燃費
1,653km
48.3L
34.2km/L
食費
温泉
ガソリン
宿泊
フェリー
有料道路
¥17,142
¥3,700
¥6,609
¥12,300
¥32,840
¥6,710
合計 ¥79,301
    

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