Daytona 955i

97年初期型登場当時、自分は94年の初期型スピードトリプルに乗っていた。
試乗したアルミフレームのスピードトリプルはまるで400ccのような扱いやすさで、ビックバイクの新しい時代の到来を感じさせた。
同時に乗ったデイトナは、ただ前傾のキツさに閉口した記憶しかない。
しかし後に自分が手に入れる事になったのはデイトナの方だった。
GSX-R同様、デイトナも試行錯誤を繰り返した車両で、結果3台のデイトナを乗り継ぐことになった。

DAYTONA日記

カスタム記録

納車、トラブルその他の事
この頃のデイトナはまだ、欧州車としての自覚があった。
丸みを帯びて曲線を多用したデザインは、個性的であり大人のスポーツバイクを感じさせる。
その後はすっかり日本車くずれになったが。
当時大人気だったDUCATI916を意識したであろうフロントマスク。
ただし全体の丸みにあわせて、柔らかくデザインされている。

動物の耳のような愛らしいミラーは、固定式のためちょっと不便。 
  後姿がいい。マフラーとホイールが目立つ、下からのアングルがお気に入り。

このイエローはメタリックが入っていて、陽に当たるとゴールドに輝く。
左から見ても力強いスイングアームが目立つ。

チェーン調整は左右のバランスが不要。
凝った造りのアルミフレーム。
2本のパイプを曲げて作ったように見えるが、実はいくつかの鋳造パーツの溶接で成り立っている。

夏はフレームが熱くてニーグリップできない。エンジン停止後もファンがしばらく回っている。
発熱量はカワサキ車以上と思われる。
一番好きなのはテール周り。
ボリューム感があってグラマラス。
テールランプもカウルの曲線にあわせた、非常に凝った形状をしている。
カウルの固定はクイックリリースによる。市販車としては非常に珍しい。
ただ、クイックリリースだけでは外せず、一部工具が必要となる。
興ざめだが盗難対策なのだろう。

メーターは当時としては珍しい縦レイアウト。DUCATIの900SSがこんな感じだった。

キーシリンダーは欧州車の例に漏れず安っぽい。
個人的にこのロゴは大好き。
他のどのメーカーのロゴにも負けない、品の良さとバランスの良さを感じる。

タンクは国産車によくあるカバーではなく、タンクそのものが樹脂製で非常に軽い。

スーパースポーツでありながら、ダブルシートであるのも珍しい。
タンデムもしたい自分としては、これもお気に入りのポイント。
ただし硬くて座り心地は決して良くない。
フロントフォークは正立。
削りだしのような表面処理とあわせて、形状は非常に凝っている。

フェンダーはバンド止めされている。
ヒールガードが貝みたいな形で面白い。
ただしステップバーは安っぽい。
シフトフィーリングは良好。

全長...2,115mm
軸距...1,440mm
シート高...800mm
乾燥重量...198kg
最高出力...130ps/10,200rpm
最大トルク...100nm/8,500rpm
燃料タンク容量...18L
Fタイヤ...120/70-R17
Rタイヤ... 190/50-R17

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